こんにちは.
子供も大人もバレエ経験者も未経験者も楽しめる,バレエ「くるみ割り人形」.
沢山のユニークなキャラクターが出てくるので,見所も多い作品となっています.
今回は,「くるみ割り人形」に出てくるキャラクターについて動画を交えて説明していきます.
主人公はクララ???
「主人公はクララなのか,それとも金平糖の精なのか?」
この物語には様々な演出の違いがあり,演出によって主人公も異なります.
え,なんで??って感じですけど,本当の話です.
では「くるみ割り人形をプレゼントされる7歳の少女」の名前はなんでしょうか?
よく「クララ」という名前を耳にしますが,これはバレエの父,マリウス・プティパの台本に書かれた名前です.
しかし,ドイツのホフマン原作では「マリー」,ロシア名では「マーシャ」などと違った名前が付けられています.
中には,少女の時の名前は「クララ」,大人になった時の呼び名を「マーシャ」と説明しているものもあるようです.
沢山の台本があって名前や演出が定まっていないというのはおもしろいですよね.
配役の説明
ドロッセルマイヤー
「クララ」のおじさん.おもちゃを作る職人です.魔法の力を持っており,ドロッセルマイヤーの作った人形は,作品の中で愉快に踊り出します.
クララにくるみ割り人形をプレゼントする人物です.
クララ
主人公とされることの多い,7歳の少女.純真無垢な性格.
プレゼントされたくるみ割り人形をとても気に入り,大切にします.
ネズミからくるみ割り人形を守り,お礼に夢の世界に連れて行ってもらいます.
楽しいひとときを過ごし,夢から覚める少女です.
無邪気に踊る姿がとっても可愛いですよ♪
くるみ割り人形
ドロッセルマイヤーが持ってきた人形です.
ドロッセルマイヤーの甥が魔法で変身させられていたという説もあります.
作品の中でくるみ割り人形は魔法の力で王子様に変身し,クララを夢の世界に連れていきます.
フリッツ
クララの兄.
クララもらったくるみ割り人形をからかっているうちに壊してしまいます.
コロンビーヌ
ドロッセルマイヤーが持ってきた動く人形の1つです.
2体の人形がキスをするような演技がとても可愛いですね.
ムーア
ドロッセルマイヤーが持ってきた動く人形の1つです.
くるくる回るシーンが見所です.
ネズミの王様
ネズミの大群を率いる王様です.くるみ割り人形率いるおもちゃの兵隊と戦います.
くるみ割り人形に襲いかかるシーンがありますが,クララにスリッパを投げつけられ,退散していきます.
雪の精
クララと王子が夢の世界にいく途中に通る,雪の世界の踊りです.
スペイン(チョコレート)
夢の世界での踊りです.
情熱が感じられる,スペインの踊りは,観ていると元気になりますね.
アラビア(コーヒー)
夢の世界での踊りです.
バランスと柔軟性が目を引く踊りです.思わず見惚れてしまいます.
中国(お茶)
夢の世界での踊りです.
とにかく音楽と振り付けが可愛い!人差し指を立てたポーズが特徴的ですね!
ロシア(トレパック)
夢の世界での踊りです.
これもとても元気がでる踊りです.細かな素早い足使いがとても印象的です.
フランス(葦笛)
夢の世界での踊りです.
個人的に音楽がとても好きです.
金平糖の精
お菓子の国の女王.クララを歓迎し,お菓子の国を案内します.
金平糖のバリエーションはコンクールでも有名.
音楽もcmなどで耳にする機会もあると思います.
バリエーションの振り付けも多様にありますが,どれも小さな金平糖のように,コロコロ,チョンチョンはねるような.とても甘軽さを感じられるバリエーションです!!
コクリューシュ王子
金平糖の精とグランパドドゥを踊る相手.
くるみ割り人形が変身した王子がコクリューシュ王子だったという台本もあります.
軽やかに飛ぶ姿がとてもかっこいいです!
以上のように,バレエ「くるみ割り人形」にはたくさんの面白いキャラクターが出てきますね.
どれも楽しい演出が沢山ですので,ぜひ一度見ていただきたいです!