バレエ経験者も,未経験者も,
「くるみ割り人形」の名前を聞いたことある人は多いのではないでしょうか.
特にクリスマスシーズンにはCMでも見かけることがあるかと思います.
バレエ「くるみ割り人形」は子供も大人も,家族全員で楽しめる,心がウキウキするような本当におすすめな作品です!
初めてバレエをご覧になる人にもおすすめできる作品ですので,最後まで読み進めてもらえると嬉しいです♪
バレエ「くるみ割り人形」のあらすじ
第1幕
第1場
19世紀のドイツが舞台.
少女「クララ」の家のクリスマスパーティーに,沢山の親子連れが楽しそうに集まってきます.
クリスマスパーティーの中で大人たちが楽しく踊っていると,「ドロッセルマイヤーおじさん」が登場し,子供達の前で人形劇を披露します.
クララはドロッセルマイヤーおじさんから「くるみ割り人形」をプレゼントされて大喜びです.
しかしクララのお兄さんがプレゼントを妬み,くるみ割り人形を壊してしまいます.
クリスマスパーティーが終わり,広間は真っ暗に.
そこに壊れてしまったくるみ割り人形のことを心配したクララが,一人で戻ってきます.
クララは,大好きなくるみ割り人形を撫でながら,そのまま眠りについてしまいます.
深夜0時,魔法をかけられたかのように広間のクリスマスツリーがどんどん大きくなり,クララが人形の様に小さくなっていきます.
すると突然ネズミの大群が現れ,「くるみ割り人形とおもちゃの兵隊」vs「ネズミたち」の戦いが始まります.
くるみ割り人形が襲われそうになりますが,クララがネズミの王様にスリッパを投げつけ,くるみ割り人形を救います.
すると,くるみ割り人形が凛々しい王子に変身します.
クララは,王子を助けたお礼に「お菓子の国」に案内してもらえることになりました.
第二場
一面の雪景色。幻想的な風景が広がります。
雪の精がワルツを踊り,王子とクララは「お菓子の国」へと旅立ちます。
第2幕
クララと王子はお菓子の国に到着し,この国の女王である「こんぺい糖の精」に迎えられます。
お菓子の国の踊りを見て、夢のような時間を過ごすクララと王子。
あっという間に時はたち,楽しい時間も終わりを迎えます.
クララが目を覚ますと、そこはいつもの居間。
クリスマスイブの夢を見ていたのでしょうか・・・
クララは近くに落ちていたくるみ割り人形をいとおしそうに抱きしめ,物語は終わりを告げます.
見どころポイント
私の好きなシーンは沢山ありますが,あえて絞ると・・・
- 第1幕の子役の演技(表情がとても可愛い!)
- 第1幕の人形の踊り(とてもユニークな踊りをします)
- 第2幕の雪のシーンや,花のワルツでのコールド(一体感のある踊りが素晴らしい!)
- 第2幕の金平糖の精のバリエーション(くるみ割り人形といえばこの音楽ですね!)
ベストシーズン
くるみ割り人形は「クリスマスイブ」の物語です.
そのため,クリスマスシーズンとなる11〜12月頃がベストシーズンと言っていいでしょう.
その頃になると,沢山のバレエ団が子供向けにアレンジしたくるみ割り人形の企画を行うことも多いようです.
まだ見たことない方は,次回のシーズン観に行ってみてはいかがでしょうか?
家族全員で楽しめること間違いなしですよ♪