今回のテーマは「体幹と下半身のつながり」。
身体にはたくさんの部位があります。
そして、バレエを踊るためにも身体のさまざまな部位の動きが必要になります。
しかしそれぞれの部位だけではなく、それぞれの部位の「つながり」を知ることはとても重要です。
だって、身体は部分部分ごとに分裂なんてされていないから。(そんなことなっていたら怖いですよね)
身体のいろんな部位は、それぞれ他の部位と繋がっています。
そこで考えてみてください。
繋がっているっていうことは相互に何かしらの影響(関連性)があると思いませんか?
そこで、今回は「体幹」と「下半身」のつながりについてお話ししていきたいと思います!
一例を挙げるので一緒に考えてみましょう
部位をもう少し細分化して、一緒に考えてみましょう。
体幹の一番下の方にある「腰椎」と、下半身の上の方にある「股関節」の関連性を考えてみます。
腰椎自体は腰にある5つの骨のことで、本当はそれぞれの腰椎の周りに関節があるのですが、今回は腰椎自体を一つの関節のようなイメージ(ざっくり「腰の関節」)として考えてみてください。
股関節自体はどこの関節かわかりますか?脚の付け根の関節ですね。
そして股関節自体が骨盤につながり、そして腰椎(腰の関節)につながっています。
では、片足をドゥバンにバットマンしてみてください。
股関節をどんどん曲げて脚を高く持ち上げていくと、だんだん腰の骨も曲がっていくことに気付きますか?
腰椎が曲がることで、ドゥバンにバットマンをした時も頭の位置を変えずにいられるんですよ。
逆を言うと、腰椎を曲げずにドゥバンにバットマンしてしまうと、頭の位置が動いてしまいます。
バットマンは一見股関節の動きに見えやすいですが、腰椎との関連が見えてきましたね。
他の関連性は?
他の視点で考えてみます。
下半身を動かす筋肉は、どこにくっついているのでしょうか。
脚の骨だけに筋肉があるのか、もしくは腰椎など体幹にまで伸びている筋肉があるのでしょうか。
正解は後者です。
下半身を動かすためには、体幹にまでくっついている筋肉にも力を入れる必要があります。
そのため、体幹自体がぐらぐらで安定していない状態では、下半身を動かすための筋肉も十分に力を発揮させられません。(それだけが理由ではありませんが。)
ボクシングやサッカーなどでキックの動きを行うと、お腹が筋肉痛のようになった経験はありませんか?私は昔に経験がありますが、なんでお腹の運動したわけでもないのに腹筋が痛くなるの??って当時は不思議に思っていました。
このように下半身にしっかりと力を発揮させるためには、お腹を含む体幹の安定性が大事になってくるんです。
体幹と下半身のつながりは大事
体幹と下半身のつながりは大事です。
腰が硬い、脚お尻の力が弱い。。。など部分部分の悩みがあることもあると思いますが、もしかしたら、その部分自体の問題ではなく、今回のお話しのように繋がっている他の部分の影響があるかもしれませんね。
身体のいろんな部分に意識を向けることはとても大事なので、少しずつ一緒に勉強していきましょう♪