バレエのポジション「アラベスク」とは?語源やアラベスクの型についても知りたい!

こんにちは,踊る理学療法士です!

バレエを踊っていると,頻繁に使うポジションや動作がいくつかありますよね?

なんとなく踊ってしまっているかもしれないですが,

その一つ一つのポジションや動作についての知識を持っていると
バレエが上達しやすいと思いますし,

もしあなたが指導者でしたら,このような「知識」を提供することで
より生徒をバレエに惹きつけることが出来るのではないかと思います.

様々なポジションがある中,
アラベスク」は特に頻繁に用いられるポジションです.
スーッと綺麗に上がった足に
憧れをもったことのある方は多いのではないでしょうか?

今回はこの「アラベスク」に着目してお話しを進めていきます!

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まず,アラベスクとは?

アラベスクとは,バレエで頻繁に用いられるポジションの名前です.
「アラベスクをする」といった動詞としても使うこともあります

「アラベスク(arabespue)とは,「アラビア風の」を意味する言葉.
古代ローマの遺跡ドムス・アウレアの地下室の壁画装飾(後のイスラムでの唐草模様に繋がる)に由来する「グロテスク」と呼ばれた装飾画が,フランスで洗練され,「アラベスク」とも呼ばれるようになったとのこと.

まゆさん

グロテスクとアラベスクでは言葉のイメージが全く違う気が・・・

実際,「グロテスク」がなぜ「アラベスク」と呼ばれるようになったのか,

その繋がりは断言できるものがなく,
様々な考え方があるようです.
そして,アラベスクのポジション自体はメルクリウスの像から考案されたとの説もあります.

アラベスクの型ってなに?いくつあるの?

アラベスクには形がいつくかあります.

一番よく知られているのは,ワガノワメソッドのよる4つのアラベスクです.
簡単に説明すると下のようになります.

第1アラベスク:エファッセの方向で,観客側の脚を後ろに,観客と反対側の手を前に伸ばす.

第2アラベスク:エファッセの方向で,観客側の脚を後ろに,観客側の手を前に伸ばす.

第3アラベス:クロワゼの方向で,観客と反対側の脚を後ろに,観客と反対側の手を前に伸ばす.

第4アラベスク:クロワゼの方向で,観客側の脚を後ろに,観客側の手を前に伸ばす.

先生によっては振り付けをする時などに
「○番のアラベスク〜」と番号を使って説明することもありますよね.

私の印象ですが,外国の先生の方がアラベスクの型で説明することが多い気がします.

先生に指示された時にサッと動けると素敵ですよね!

まとめ

・アラベスクとは,バレエで頻繁に用いられるポジションの名前
・元々は「アラビア風の」を意味する言葉.古代ローマの壁画装飾に由来すると言われる.
・アラベスクにはいくつかの型がある.
・ワガノワメソッドでのアラベスクの型は4つ.
ぜひ,知識をもってレッスンに取り組んでみてください!
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