【バレエ】アンデオールに必要な「深層外旋六筋」【解剖学】

バレエ上達法
深層外旋六筋は,アンデオール(ターンアウト)する為に重要な筋肉です.
まだ読んでいない方はこちらを読んでください.
深層外旋六筋にしっかり力を入れられると,お尻をもりっと盛り上げずに,綺麗なアンデオールすることが出来ます.
綺麗なアンデオールをする為にやみくもにお尻に力を入れて努力しても,残念ながら,深部にある深層外旋六筋は十分に働けません.
今回は,そんな深層外旋六筋についてお話させて頂きます.
深層外旋六筋はお尻にある筋肉です.
ただ,「深層」と言われるだけあり,お尻の奥の方に存在します.
名前の通り,6つの筋肉の総称です.
その6つの筋肉とは,「梨状筋,大腿方形筋,内閉鎖筋,外閉鎖筋,上双子筋,下双双子筋」のこと.
まゆさん
まゆさん

ほとんど同じところにある筋肉だし,まとめて考えちゃダメなの??

確かに,それぞれ近いところにある筋肉なので,作用も似ています.
しかしそれぞれ特有の役割があるので,1つ1つしっかり覚えていきましょう.

深層外旋六筋の種類

6つの筋肉についてそれぞれ説明していきます.

梨状筋(りじょうきん)

梨状筋は深層外旋六筋の一番上にある筋肉です.
仙骨と大腿骨を結びます.
股関節を外に回す「外旋」作用に加え,股関節を横に開く「外転」作用のある筋肉です.
股関節部の骨の角度と梨状筋の力の入る向きが似ている為,股関節を安定させる作用があります.
股関節を60度以上曲げた(屈曲した)状態では,股関節を内側に回す「内旋」の作用になってしまうので注意が必要です.
ちょっと脱線しますが・・・

最近お尻から足の方にかけてズーンと痛くなることがあるんです.

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

もしかしたらこれば「梨状筋症候群」かもしれないです.
    坐骨神経が精子的狭窄部位である梨状筋部で圧迫を受けるもので,腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別診断が必要とされる.この部の圧痛と放散痛,下肢の内旋で症状の増悪をみる.
(標準整形外科学より)
簡単にいうと,
梨状筋が近くの神経を圧迫することによって,神経痛を生じる
ということです!
この梨状筋症候群の場合は,ストレッチやリラクゼーションによって緩和・改善することも多いので,安心してください.

大腿方形筋(だいたいほうけいきん)

大腿方形筋は深層外旋六筋の一番下にある筋肉です.
仙骨の外側と,大腿骨の後方を結びます.
股関節を外に回す「外旋」作用に加え,股関節を横に開く「外転」作用を持っています.
深層外旋六筋の中で一番大きな筋肉であり,一番大きな筋力を発揮します.
どんな姿勢でも,股関節を外に回す「外旋」に作用する筋肉ですので,これもアンデオールには大事な筋肉として覚えておきましょう.

内閉鎖筋(ないへいさきん)

内閉鎖筋は恥骨から股関節の後ろを回って,大腿骨の上方を結びます.
滑車のような状態になっており,内閉鎖筋が働くことで,股関節自体の安定性が高まるとともに,股関節を外に回す「外旋」作用があります.また股関節を外に開く「外転」作用も少しあります.

外閉鎖筋(がいへいさきん)

外閉鎖筋は腸骨と,大腿骨大転子の下部後方を結びます.
最も深いところにある筋肉で,他の深層外旋六筋と同様に股関節を安定させる機能があり,股関節を外に回す「外旋」作用があります.また,股関節を内側に閉じる「内転」の作用も少しあります.

上双子筋と下双子筋(じょうそうしきん,かそうしきん)

上双子筋と下双子筋は2つとも同じくらいの大きさの筋肉です.
だから「双子」って言われているみたいです.
坐骨に付着し,途中で内閉鎖筋と一緒になって大腿骨の上方に付着します.
上双子筋・下双子筋ともに,小さい筋肉なので単独の作用は少ないです.
途中で内閉鎖筋と一緒になるので,内閉鎖筋と一緒に股関節を外に回す「外旋」の作用に働きます!
(実は,上双子筋・下双子筋ともに,欠如している人もいるみたいです.)
少し細かい話をしましたが,ただ単純に「股関節を開く筋肉」と覚えるのではなく,大臀筋などと比べるととてもとても小さなこの深層外旋六筋が微調節することで,綺麗なアライメントのアンデオールができるんだという身体イメージが大事です.
ぜひ,今後のトレーニングや踊る時にも意識してみてくださいね!
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